第5章 祓い屋家業
「彼らは有名な祓い屋 名取周一とその仲間ですよ 最も仲間と言っても完全にお仲間ではないようですが」
そう割って入る声に
「的場さん...」
と言う少年の声が聞こえる
「見つかってはいけなかったようですね。 まぁ時間の問題だったでしょうが。 彼は夏目貴志君 有力者ですよ私もそこの周一さんも手駒にしたいと思うほどのね」
とにこりと笑いすっと冷たい目をする静司
「名取さんはそんなこと!!」
「いいんだよ夏目 案外本当の事かもしれないしね。 ただ俺は夏目と良い関係でありたい ただそれだけだ。」
そういい合う二人を眺めていると「 こちらにいらっしゃい」
そう強い目に促され静司に近付くと少し強い力で引き戻される
痛みに眉をしかめた瞬間
「乱暴は感心しないな 静司」
そういい手を止めさせる名取周一に反応したように静司が反論する
「あなたには関係ないでしょう」
そういう静司に
「古い友人として言っているんだ」