第5章 祓い屋家業
あれから何も無いまま数日が過ぎた
一緒のベットとはいえ静司がなにかしてくることは無く優しくそっと抱き込むだけだった
朝食を撮っていると
「今日は夜に出かけますよ」
そう言われて
「どこに?」
と聞くと
「会合です 祓い屋も情報屋の様なものですからね そこに一緒に出席していただきますよ」
そういう静司に
「わかった」
と伝えるとニコッと笑い返される
夕方前にここに来て教わったメイクを施す
服は指定されたものを着て髪は朝してもらったハーフアップに飾りを合わせる
部屋を出てロビーに向かうと静司がもう待っていた
待たせてしまったと思い走ると慣れ始めたとはいえまだ馴染みきらないヒールに足を取られる
寸でのところで静司に助けてもらいお礼を述べると
「急がなくても大丈夫ですよ それより怪我をしないことを考えて下さい」
そう言われ手を引かれる
車に乗り込むと静司は渡すものがありますといい小さな箱を出してくる
「なに?」
と聞くと
「御守りです」
そういい蓋を開け中の指輪を左手薬指にはめる
「2つの意味で魔除の意味を持つので絶対に外さないでくださいね ちなみに 私とお揃いです」