• テキストサイズ

私の先輩と隠しごと!

第1章 私の先輩は素敵なのです!



私の名前は四谷 萌、高校1年生です。今とても死にそうです。

私は今、コンクリ造りの小屋の脇に立っています。ここは我らが女子野球部の部室なのです。

私は入学してすぐ女子野球部に入りました。野球が好きだったわけじゃないです。むしろよくわかんなかったです。
でも野球部に入りました。なんでかっていうと、すごく、すごく、すてきな、カッコいい先輩がいたからです。

私が入学した春、どこの部も新入部員ゲットのために催しごとをしていました。野球部は、男子野球部と女子野球部混合で紅白戦をしていました。

私は野球なんて好きじゃないんですけど、クラスメイトが見ようって言ってきたので、仕方なくつきあいました。グラウンドをぐるっと見渡せる芝生の上に座って、でも特に興味もないのでボ〜ッとしていました。そうしたら

「行ったぞー!」

と声がしたんです。
最初はその声も聞こえてなかったんです。でも周りの子がみんなキャーキャー慌てだしたので、私も「えっ?なに?」と思って顔を上げたんです。そしたら…来てたんですね。
特大のホームランボールが。

/ 36ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp