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笑顔が似合うから 【 黒子のバスケ】宮地

第6章 伝えられた真実


(あんのバカ!じゃあさっきのはなんだったんだよ!!)

校門に向かい走っていると、とぼとぼと歩くあいつの姿がみえた

「おい!」
強く右腕を掴み無理やり振り向かす
「宮地さん!? なんで」
「タオルぐれぇお前が返しに来いよ」
「、、、ゴメンなさい」

気まづそうに、合わせない視線
俺の方を見ようとしない

「.....お前俺のこと随分前から好きなんだろ?」
「はい?」
「高尾から聞いた」
「!!あれは、、でも!先輩は迷惑だって」
「言ってねーだろ?!」

言った覚えのない言葉に苛立ち強く言い返した

「言ってた!他の子からチョコ貰って迷惑だろ!!って」
「あれは、、」

言葉に詰まる。見られてたとは思わなかった

「俺、迷惑かけたくなくて」
桜坂は今にも泣きそうな顔で俯いた

「好きな奴がいるから迷惑だって言っただけだ」
「......?」

本当に意味がわからないと言った顔で俺を見上げる

「お前が好きだ」
「嘘...。」
「嘘なわけねーだろ!轢くぞ!」

俺の精一杯を嘘だっといったこいつを今すぐ殴りたかったが涙をいっぱいに溜め睨んでくるこいつをみたら
そんな気は一瞬で失せた

「だって、あんな酷いこと言ったんですよ。そんな私の事好きになるわけないじゃないですか!!」

折角あった目線がまた外される

(じれってぇ)
「馬鹿だなぁお前は」グイ チュ
宮地は顎を持ち上げ唇を落とした
「これで信じたかよ。まぁこれ以上信じねーってんならお前の腰抜けるまでキス辞めねーけど。」

桜坂の顔が一気に赤くなり、驚いたのか涙も止まっている

「///////」
「顔赤くしすぎ、俺と付き合うよな?」
(まっこいつの反応見てたら答えは1つだけど)
「...っお願いします」

また泣きだしそうになる、こいつは存外涙腺がユルユルなのかもしれねぇ。

「んじゃ、帰るぞほら」
左手をさし出すとさっきとは違い頬わ赤らめいつもの俺の好きな笑顔を見せた
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