第25章 不安な夜に寄添う(R18)
瑠璃も政宗の首に腕をまきつけて、
ぐったりと肩に項垂れている。
「……ハ…さ、むねぇ…んっ…まさ…ね…」
「瑠璃…して、る…」
「ん…んー…あいして、るよ……む、ね…」
小さな声で答えた瑠璃に、政宗は優しく
髪を撫でて、チュッと口付ける。
「…さむね…も、ちょっ、と…このまま…い、て?」
果てた後、しがみついたままの状態で、
溶けて消えてしまいそうな声で、甘い言葉を囁く。
「構わないが、寒いだろう」
「それでも、いいー…。きもち、イイから、
まだ…このまま…いたい……」
ピッタリと政宗にくっついて、本当に気持ち良さそうに発せられる、幸せそうな声。
(気持ち良かった余韻…感じたいのか)
政宗は理解するものの、弱る。
「……なぁ、瑠璃…」
「んー?」
気もそぞろな返事。