第22章 政宗の小姓(R18)
(どうしよう…)
きちんと説明するか、煙に巻くか…。
下手な言い逃れや誤魔化しは効かないような気もするが…。
「政宗……私……」
そっと口を開く。
「政宗以外には抱かれたことないし、これからも、抱かれることは無いのにね」
リップサービス。
に加え、甘く可愛いく笑ってみせ、煙に巻くことにした。
「……」
煙に巻かれてくれるかどうかは分からないけれど…。
「他の誰にも抱かれたくないですよ?」
言葉を放ってみる。
「瑠璃……」
「政宗」
心を溶かすような甘い笑みを見せて見るも
「そんなのでー…誤魔化されると、思ってんのか」
睨まれ、鼻で失笑される。
(やっぱり、作戦失敗だ……)
「わざとらしい甘い台詞にほだされる俺じゃねぇ」
ギラリと政宗の眼が光った。