第60章 曠日持久の心苦
私、政宗を救う 女神 なんでしょ?
傷や痛み、そして悲しみからも救ってあげたい。
貴方がいつでも笑って、楽しく生きる糧になりたい。
だから、私も笑っているよ。
だから、家族も、過去も捨てた。
だから、ずっとそばにいるよ。
でも、もしもの事があって、私が居なくなっても、貴方は貴方の人生を楽しんで欲しい。
それが、私のお願い。
ゆずれない願い。
愛してるから、そう願うんだよ。
解って欲しい。
(いつか、そんな時が来たら、
観念して解ってくれるといいな)
『そんな時』は来なければ良いと思いながら、瑠璃はしっかりと笑って見せた。