• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第52章 隔世遼遥





空は晴れている。
日差しは暖かい。
初冬の寒さはない。

軒下に立っている瑠璃は濡れてもいない。

「…ここ……ど……⁉︎」
口を手で覆う。
ザワザワー…と耳につく沢山の雑音。
人の声。
車が目の前を通り過ぎて、目を疑った。
「…ま…さ……」

政宗は居ない。
代わりに目に入ったのは、1年半前に見ていた景色。
「…嘘、や…」
瑠璃は今、
大学の友人の住む仙台へ遊びに来て、
突然の雨に降られ、慌てて軒下へと走った。
あの日、あの瞬間の瑠璃。


/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp