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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第50章 追懐秋天(R18)
秋 銀木犀の季節が来た。
初秋の誘拐監禁事件の傷も大方治った。
見上げる空は高く青く、澄んで、
鳶が高く舞っている。
もう現代には帰らないと決めた、
1年前の終秋の日と同じように。
どう言う訳か、この時代に飛ばされた。
そして、ここで自由を知った。
私が私であって良いって事を知った。
貴方に出逢って、貴方に恋をして
人の温もりを、信じるという事を知った。
沢山の笑顔をもらった。
勿論、生命が儚く消えるという事も、
身を以て改めて知った。
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