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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第47章 (終章) 煙の消えた後




暗くはない、色の無い灰色の広い空間に、
独り、小さな瑠璃は膝を抱えて、
泣くのを耐えていた。


不出来な子、要らない子、
可愛げのない子、
泣くな、笑うな、怒るな…

好かれたいと思うのも、
愛されたいと思うのも、
褒められたいと思うのも、

全部 おこがましい。
全部 望んではいけない。


(私は何も望んではいなけいんだ……)


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