第10章 【番外編】イケオジ鉄朗と年下彼女
大きな姿見の前。
鏡に映った私は恥ずかしいくらいだらしない顔をしていて、堪らず目を背けた。
黒尾さんに後ろから抱かれ、大きな肉棒を既にはめ込まれた私の身体は、黒尾さんに脚を抱えられているせいで自由を失っていた。
後ろから回された彼の両手が、敏感な胸の先端をクニクニと摘む。
「ンンッ♡…そこ、いやぁ…♡」
「気持ちいい?」
「きもち、です…♡」
「知ってる。ナカすげー締めてくるもん。」
「こっちは?」
「ひゃうっっっ!!!」
ぷっくりと腫れた芯を優しく撫でられた瞬間、快感が走り勝手にあられもない声が出る。
「待って!!…んっ♡…3箇所も、だめぇー♡」
「好きだろ?」
「無理っ!…んんっ!やっ!…あ♡」
「茉莉はクリ好きだよな。すげーナカぬれてきた。」
腰を揺らし、子宮口をグリグリと刺激しながら優しくクリを撫で回され、急激に身体の中の熱が膨張する。敏感なところに嫌でも意識は集中して、身動きが取れないまま私は与えられる快感に溺れた。
彼の固いソレがいつもより大きく感じるのは、きっと私がいつもより感じているからだと思う。中で脈打っているのも、引っかかるカリの感じも、手に取るようにわかる。
(私、今黒尾さんを感じてる…)
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」
「クッ…奥、突かれんの、イイ、だろっ?」
「んんっ♡黒尾さんの、奥、まで感じる…♡」
「エロ…ほら、自分で善いように動いてみて。」
黒尾さんはその場に繋がったまま立ち上がると、立ちバックのまま私にそう促した。目の前には顔を蒸気させた自分。そしてその向こうに黒尾さんが見える。
たんっ たんっ たんっ たんっ
必死で快感を求めて腰を弾ませる。肌と肌がぶつかる音は派手に響くが、気持ちいいところに届かず正直物足りない。
「すげー。腰くねらせて善いトコ探してんの?」
「やぁ…だって、んっ…あ…もっと欲しい…」
「煽るのがおじょーず。茉莉、俺のでイキたい?」
「あっ♡、んんっ♡…黒尾さんのでイキたい♡」
「俺のじゃなきゃダメな身体になって。」
そう言うと、黒尾さんは黒縁のメガネを取って、少し離れたベッドに放り投げた。