第2章 魔女の逃亡
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「はぁっ…はぁっ!」
ユーリは意識が朦朧とする中、声にならない声で喘いでいた
四つん這いにされ、シヴァに背後から突き上げられる
正常位とは違う刺激に、ユーリは既に数えきれない程の絶頂に達した
蜜壺では蜜と白濁した液が混ざり、シヴァが男根を抽送する度にぐちゃぐちゃと溢れ太ももをつたった
月が高く上りきり、それが傾いてもシヴァの欲は収まることを知らないかのように暴れまわる
「シヴァ様っ…もう…」
先に体力の限界がきたのは、当然ユーリだ
ユーリはシヴァが二回目の欲をぶちまけた頃には既に限界を迎えていた
膝がガクガクと震え、意識を保つのもやっとだった
しかし、シヴァはそれから更に二度射精しても衰えることは無かったのだ
激しくして欲しいとねだったのはユーリだが、シヴァの絶倫っぷりに腰がくだけそうになる
「そろそろ…頃合いか…」
シヴァはそう言うとブルッと体を震わせ、ユーリの中に五度目の欲を吐き出す
少し萎えた男根を引き抜くとこぽっと音を立てて白濁した液がこぼれた
シヴァはまたしても欲情しそうになり、慌てて目をそらすとユーリを抱き締める
「シヴァ様…私もう…」
そう言うとユーリはあっさり夢の中へ落ちていった
「無理させて悪かったな」
シヴァはユーリのおでこにキスをすると、ユーリを抱きしめたまま夢の中へ吸い込まれていった
大きな満足感がシヴァを包み込む――