第2章 姉のブラック本丸へ
私は今感動している。
なぜならば…狐が喋っているから、
?「始めまして。管狐のこんのすけと申します!本丸や仕事についての説明はこのこんのすけめが行います!
これから宜しくお願いします!美羽様!」
私「あ、前審神者の妹です。宜しくお願い致します…」
こん「はい!それでは早速行きましょうか!本丸に!この鳥居をくぐれば本丸につきます。あ、その前に…ここの刀剣男子様達は今非常に危険です!戦場に出ていた刀剣男子様達は怪我をおい、そのまま手入れもされていないので破壊寸前です!ですので見つけてもむやみに触ったりしたら危険ですよ!ですが夜伽をさせられていた方々は1度も戦場に出ていないため無傷でございます!前任を殺害したのもその方々です。くれぐれもご注意ください!そして念のため結界を張ってください。」
こんのすけと名乗った管狐はそうまくしたてるように一気に言うので驚いた。
(よく噛まずに言えるなぁ…すごい
とりあえず…結界か、うまくはれればいいんだけど…)
巫女として育てられてきた時教わったのはなにも作法などだけではない、霊力が強いゆえ狙われることもあるため、自分の身は守れるようにと…
結界の張り方や霊力の操り方などを教わってきた
腕を前に伸ばし意識を集中させ周りに結界をイメージする。すると結界が私を包むようにはられている
こん「おぉー!流石です、美羽様!完璧です。これなら大丈夫ですね
さぁ早速入りましょう!」
そう言ってこんのすけは私の肩に乗った。
私は鳥居の前に立って一度深呼吸をした。そして一歩踏み出し鳥居をくぐる。
するとそこには…
ところどころ壊れた大きな日本家屋、荒れ果てた畑とおぼしき所。そして…本丸中を覆い尽くす黒い靄
(黒い靄…邪気…か、)
心なしか息苦しい気がする、これで結界がなかったらもっと辛かっただろう…
そしてここに住んでいる刀剣男子様はもっと辛いはず…
と、日本家屋の方から視線、もとい殺気を感じた。
振り向いてみるがだれもいない。気のせいかと思い本丸内をとにかく散策してみることにした