• テキストサイズ

【NARUTO】柔らかな月を見上げて

第12章 闇 終焉の地


カカシの髪を引っ張り上げて耳元で話すヤナギの声は冷たい。見下してカカシを冷めた目で見ていた。



「お前が、あの日……叫んだ場所になあ、偶然にも雪ノ里の忍がいたんだよ……。

不審な動きを、
木ノ葉はしていたからな。

雪ノ里の忍は、即刻、
里に戻って証拠を
全て隠滅させたようだ。

全部なかったかのようにしてな。


雪ノ里の忍を裏で引いていたのは、
上層部と大名だ。


雪ノ里上層部は
いまだに認めてないがな。

バレバレの嘘を
息を吐くように言ってやがるぜ。

なあ、カカシ? オチはわかるな?」


カカシの頭を地面に叩きつけて
ヤナギは叫びあげる


「てめえはなあ……、母さんが死んでも守りたかった、俺の爺さんや婆さんまで殺してんだよ!」


幾度も幾度も、地面に顔を力強く押し付けて喋るヤナギの目には涙が溢れる。声が割れた。


「命は命で償え!!!」







/ 561ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp