第2章 告白の瞬間*
「あ゛?脱げねェのかよ。」
ぐっ、
腕を思いっきり掴まれ教室の中へ
連れ込まれる。
あまりに強い力で腕を引かれたので
抵抗ができなかった。
『きゃっ...?!』
耳に息がかかる程近い距離に
顔が赤くなっていくのが分かった。
まままってどーゆー状況...!?
『助けて...っ』
「こんなんでへばってんのかよ。」
『だれかっ』
私よりも身長が高い彼を見るために
見上げるとニヤニヤ 口を釣り上げながら
こっちに視線を落とした。
こんなのダメだよ...!!
『やめて...っ』
「いいぜ。
付き合ってやるよ。
奴隷になるんだろ?」
背筋がゾクゾクするほどの
甘い声に身体がびくっと大きく震えた。
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