第11章 いってらっしゃい*浦原喜助[BLEACH]
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「わからないなぁ~」
虹を見たいと言ってもどうすればいいかわからない。
雨が降ればいいのだけど…
そんなに都合よくいかない。
「はぁ…」
ため息をついてその場に座り込む。
「そんな所で座ったりして、どうしたんスか~?」
「!?」
振り返ると帽子をかぶった男の人がにこにことこちらを見ていた。
「せっかく可愛いのに、そんな悲しそうな顔しちゃダメッスよ!」
「…!私が、見えるの?」
「ええ。」
驚いた私はそのままの勢いで言ってしまった。
「虹を見せてください!」