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短編集  Dear my precious…

第24章 姉弟恋愛*朝日奈風斗[ブラコン]


~後日談~

「なんで来ちゃったんだろ…?」

飛行機から降り、異国の地に足を着く。

「それは、姉さんがボクに夢中だからでしょ。」

「な?!」

「違うの?」

「う、違う訳じゃ…ない、けど…」

私は風斗くんと一緒にアメリカに来ていた。

衝動的な性格とはいえ、これは本当に良かったのかな?と思う。
そんなことを考えていると、

「いたっ…」

ぴんっとおでこを弾かれる。

「なに、不安そうな顔してんだよ。」

「だって…海外とか初めてだし……」

「アンタはずっとボクについてくればいいんだよ、奏。」

強気に笑う彼に鼓動が速くなる。


また私は年下の彼に振り回されるんだ。
それが楽しい、なんてね。
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