第3章 『スキ』の気持ち*美風藍[うたプリ]
私が藍くんと会ったのは…とても思いがけない場所だった。
「叔父さん。久しぶりです!」
私は叔父さんに呼ばれて、研究所にいた。叔父さんは科学者で…ロボットとか作ってるのかな?あんまり良くわからない。
私はロボットとか興味ないし。私が好きなのはアイドルですからね☆人ですよ、人!機械なんてわかりませんよ。
親戚って言っても趣味とか相当違うけど、私と叔父さんは仲がいい。まあ、好みが違っても何かに熱中しているところは似たもの同士かもね。
「やあ、久しぶりだね奏。今日は呼び出して済まない。」
「いいですよ、どうせ暇ですしね(笑)で、何のようですか?」
「ああ、君はアイドル好きだったよね?」
「はい!」
当然と言ったようにはっきり返事する。でも叔父さんがアイドルの話なんて珍しい。
「じゃあ美風藍って知ってるかな?」
美風藍ですって…!