第18章 嫉妬*緑間真太郎[黒バス]
「高尾は悪くないのぉ~!…ううっ、悪いのは私!…ひっく。私が真ちゃんに妬いて欲しいなんて言ったから~!…グスッ。」
泣いてなに言ってるかもうわからない。
でもこれだけは伝えなくちゃ。
「私が好きなのは真ちゃんだけだよ…!だから、行かないで…!」
ギュッと服をつかんだ。
大好きなの。
だからあなたの気持ちを確かめたかっただけなの。
突然、真ちゃんがくるりと回り、私はいつの間にか抱き締められた。
「真ちゃん…?」
「さっきのことは本当か?」
「えっ?」
「好きっていうのは本当かと聞いているのだよ。」
「…!うん!私が好きなのは、真ちゃんだけだよ?」