第14章 名前*福井健介[黒バス]
「福井~!」
奏がすっげえ勢いで飛びついてくる。
といっても体格差が大きいから大して痛みもない。
「いったいなにがあったんだよ?」
「あのね~、ゴリラが追いかけてくるの!」
「な!別にワシは…」
「おいゴリラ。俺の女に手出すんじゃねぇよ。」
「大丈夫!私は福井が好きだから~!」
「…!」←なんか色々ショック
そう言ってギュッと抱きついてくる彼女が可愛い。
同級生とは思えないほど学年1背も性格も幼い奏。
バスケ部のマネージャーで…いつも一生懸命で…
そんな奴を俺はいつの間にか溺愛していた。
奏の頭をなでていると、
「福井がデレてるアル。ロリコンアル。」
などと劉は言ってくるが否定する気は無い。
…実際すっげえ可愛い。
俺のあげたオレンジのカチューシャを毎日つけているところとかツボ。
マジ溺れちまってる。