第13章 涙の代わりに…*伊月俊[黒バス]
試合の翌日。
今日は奏とデート。
大人しめで引っ込み思案だけど、誰にでも優しい自慢の彼女。
ずっと好きで、日向に後押しされて告白したところOK!
彼女曰わく、「俊くんの明るい太陽みたいなところが大好き。」とのこと。
…俺からしてみれば、奏の笑顔の方がよっぽど太陽みたいなんだけどな。…ハッ!
「異様な太陽!キタコレ!」
「…ハハッ!俊くんは相変わらずだね?」
メモを取っている間楽しそうに笑う彼女。
その顔を見ているだけで幸せになれる。
二人の時間を噛みしめるように、手をつないでゆっくりと歩いた。