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【カーニヴァル】新月の裏側
第12章 心のあたたかさ
「起き上がるのは無理よ…全身打撲に左腕骨折してるのよ。安静にしてて」
そう言って点滴を交換すると、部屋から出て行ってしまった。
入れ替わりに、與儀が駆け寄ってきた。
「華艶ちゃーん!大丈夫ー?」
その後ろには无ちゃん、ツクモの姿が見えた。
入り口の壁に寄りかかっていたのは花礫君だ。
「みんな…来てくれたんだ。ありがとう」
「もぉー心配したんだよぉー」
與儀は、ベッドの脇に腰を下ろして髪を撫でてくれた。
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