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【カーニヴァル】新月の裏側
第9章 腕の中
「どうした?眠れないのか?」
後ろから、ふわりと抱きしめられると、耳元で囁かれた。
平門だ。
あれから、「離したくない」って言われて、半ば強制的に一緒に寝るはめになった。
私とは正反対に、平然と眠る平門の寝顔をじっとみてた。
抱きしめてた腕の力が弱まって、私はそっと抜け出して外を見てた。
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