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【カーニヴァル】新月の裏側
第9章 腕の中
…まだ心臓がドキドキいってる…
眠れそうになくてベッドからすり抜け、カーテンの隙間から外を見たら細い月が見えた。
月明かりは頼りなくて、外は真っ暗だ…
1人は好きだけど、夜は嫌い…
何か、急に怖くなって両腕をそっと抱えて目を閉じた。
「大丈夫…独りじゃない…」
吐息と共に呟いて、自分に言い聞かせる。
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