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【カーニヴァル】新月の裏側
第5章 朝の一騒動
「あ、当たり前じゃない。燭先生は大人だし、優しいし、誰かと違って誠実だもの」
「まったく…可愛げがないな…」
さらに距離を詰められて、平門の顔が目の前に来る。
「そ、そんなことよりデータが!」
顔が熱くなるのが分かって、思い切り突き飛ばす。
「短時間でよくがんばったね。残りは俺が片付けておいたよ」
「え?」
突然、いつもの平門に戻った。
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