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【カーニヴァル】新月の裏側
第18章 ~番外編~平門さんの胸の内
平門と手合わせした日から数日。
医師に無理を言って自分の部屋に戻る許可を貰った。
執務室の裏側で作業していたら、ツキちゃんが来たみたい。
面倒そうに対応する平門の声が聞こえてきた。
「何の用だ?」
「冷てーなー。華艶ちゃんのお見舞いに来ただけだって」
私は、作業を中断してツキちゃんに駆け寄った。
「ツキちゃん!いらっしゃい!!」
「お。だいぶ派手にやったなー。でも、元気そうだな」
優しい笑顔で頭を撫でてくれた。
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