第22章 想望②(輪虎side)【R18】
その日の夜、僕は目の前でひたすら反省している葵と対峙していた。
「あの…今日は本当にごめんなさい。助けてくれてありがとう…」
「う~ん…悪いことしたのは分かってるんだね?」
葵を見上げながら言った。
「…はい。もう一人で王都の外に行ったりしません…」
「はは…もう怒ってないよ。君が無事だったしね。」
その態度に本当に分かってくれたと安心した。
「でも、悪いことしたんだから罰は必要だよね。」
そうニッコリ笑うと葵の顔がひきつるのが分かった。
「あ…あの…物凄く嫌な予感しかしないんだけど…」
言いながら後退りを始めている。
「あはは、勘が良くなったね。」
その瞬間、立ち上ると腰紐で葵を目隠しして手を拘束した。
突然のことに葵はワケが分からないようだ。
「えっ?あ、あの…輪虎?何を…?」
「言ったでしょ?悪いことしたんだから罰が必要だって。」
そう告げると寝台に押し倒し拘束していた手は頭の上に縫い止めた。
葵は言葉もなく驚いているようだ。そんな葵にそっと囁いた。
「目隠しされてると次に何をされるか分からなくて敏感になるでしょ?更に手も使えないとなるとどうなるのかな?」
言いながら夜着をはだけさせた。
「ほら、もう葵の肌がよく見えるよ…」
そのままそっと肌を撫でた。