第17章 愛欲①(夢主side)【R18】
「そう…なら安心だね……」
そのまま動き出すと感じたことない快感に襲われ輪虎の腕を爪が食い込む程握っていた。
「あぁっ……あっ……やっ………」
「ここもいいみたいだけど、こっちは?」
さっき指で探り当てた辺りを責められると一段と強い感じたことない快感が襲ってきてホントに限界だった。
「あぁっ!………ダメっ……グリグリしちゃ……やぁっ………」
もう自分では何を言ってるかも分からなかった。
「っ…ダメ。やめない……」
そんな声はもう聞こえない。
それに意識が飛びそうで必死に輪虎に纏わりついていた。
「うぁ…ごめん…葵…僕がもうムリ……」
「あっ……!輪虎……あぁ……っ!!」
そのまま一緒に絶頂を迎えると私は耐えきれずに意識を手放した。
どれくらい経っただろうか。ようやくぼーっとしながらも意識が戻ってきた。身動ぎすると輪虎も気付いてくれた。
「ん…?葵?気が付いた?」
「え…私……」
「少し気を失ってた。ごめん、ムリさせたね。」
気を失うほど自分が乱れていたのかと思うと恥ずかしくてまた赤くなっていた。
「いえ……あの…こちらこそ……」
よく分からないことを言っているとまた軽やかな笑い声が聞こえた。
「ふふっ、僕もうちょっと余裕あると思ったんだけどな~葵だとどうも勝手が違うみたい。まだまだ鍛練が必要だね。だからもう一回付き合ってね。」
「あ、あの?輪虎?」
状況がよく分かってなかったけどキスをされ言葉を奪われ、そのまま夜が白み始めるまで温かなその手で愛され続けた…