第21章 〖誕生記念〗愛され兎と真紅の『かれし』/ 織田信長

「随分と果てるのが早い」

「……っ、そーゆー事はっ……」

「事実だろう、俺は事実しか言わん」

「だからって、もうっ……」




信長様は嬉しそうに笑いながら、私の躰に腕を絡めてくる。

熱く汗ばんだ肌同士が触れ合って…
焦げつきそうだと思った半面、体温を分け合う事にひどく安堵感を覚えた。

嬉しい、幸せだなぁ。
蕩けた頭でそんな事を考えていると…

ぬるっ……



「あっ……！」



脚の間に、熱く硬いものが挿し込まれた。
それは蜜部にぴったりとくっつき、先は敏感な蕾にまで届く。

その状態でごりっと擦られれば、目から火花が出るほど強い快感が躰に走った。



(これ、信長様の……！)



瞬時に察するけれど、信長様はそのまま動いてきて、熱い秘部や花芽が擦られビリビリと悦が伝わり…

今達したばかりなのに、この刺激は辛い。
だって、また駆け上がってしまいそうになるから。

そう思い、私は抵抗の悲鳴を上げた。




「やっ…のぶ、さまぁっ……！」

「んっ、美依…もっと……」

「そん、な、擦っちゃ、だめぇっ……！」




ぬちゅっぬちゅ…ぬるっ……

でもそんな半端な抵抗は、信長様には効かない。
加速する動きに、ただみっともなく喘がされるだけで。

熱い昂りが触れ、淫らな音を立てる。
それが耳に届くだけで、本当に貫かれているかのような錯覚を起こした。




「はぁっ…美依……！」




すると、信長様は耳元で苦しげに唸り、一回動きを止めた。

そして、再度私の腰を上に引き上げる。
そのまま太ももを開かされ、気がつけば信長様自身の先端が、蜜口に宛てがわれて軽く圧迫していた。




「あ、信長、さまっ……！」

「いいだろう、美依…？そろそろ俺も好くなりたい」

「ま、待って……！」

「待てん、貴様と離れて半月…これ以上俺に我慢しろと申すのか」




じゅぷっ…ぬぷぷぷっ……




「ぁっあっ…ぁあっ……！」




問答無用で挿し込まれてきた熱は、私の中を押し広げながら、最奥へとゆっくり突き刺さる。

中を擦り、内壁を圧迫し…
みっちりと限界まで開かされて、苦しい。

そんな昂りは奥の口にトンっ…先が当たると。
動きが止まり、信長様がまた苦しげに息を吐いたのが解った。