第14章 【現代パロディXmas】石田三成編《後編》
「んんっ…ぁっっ、んぅ…!」
「またイきそうですね、すごい中がきゅうきゅうしてます」
「…っはぁ、せんぱっ…も、やめっ…!」
私は堪えきれず口から指を離し、声を荒らげた。
そして、見えないながらも先輩を見つめる。
目隠しの向こうで、一体どんな顔をしているのか。
目隠しを取りたくても…
さっき先輩は『もっと酷い事されたくなかったら、目隠しを取るな』と言った。
だから、取れない。
先輩に…何されるか、解んない。
(…なに、されるの?先輩に……)
「ん?今、中締まりましたね」
「……っっ」
「何、いやらしい事、考えているんですか?」
考えた途端、甘い囁きを注がれる。
先輩にあっさり見抜かれ、また躰がカッと熱くなった。
まるで、頭の中を覗かれているみたいだ。
頭のいい先輩のことだから…
私みたいな単細胞の人間の考えなんて、丸わかりなのかもしれない。
「なるほど…もう指だけでは足らない、という事ですか」
すると先輩は、いきなりずるっ…と指を引き抜いた。
今まで中を擦るだけ擦られて…
それが一気になくなった事で、躰が寂しさを覚えて、お腹の中がきゅんと疼く。
そのまま、先輩の躰も私から離れて。
視界が遮られているから、何が何だかさっぱり解らず、不思議に思っていると…
「────…………っっ!!」
突然、剥き出しのお尻に、ゴリっと硬く熱いものが押し付けられた。
そして、また私を包み込む体温。
二本の腕が私の躰を羽交い締めにして…
耳たぶに、熱い唇が触れてきた。
「コレ欲しかったんでしょう?」
「これ、って……」
「嫌だな、解っているでしょう?…私をこんなに高ぶらせたのは、貴女ですよ」
そう言って、先輩は腰をさらに押し付けてくる。
その度にゴリゴリと硬いものが当たって。
私は、コクリと喉を鳴らして唾を飲んだ。
つまり、今お尻に当たっているのは……
興奮すると、硬く勃ち上がる。
男の人の象徴、つまり、
(先輩の、熱────…………)