第14章 【現代パロディXmas】石田三成編《後編》

「さぁ…こっちはどうでしょう？
　可愛らしくなりましたかね…？」




先輩が片胸から手を外し、するりと躰に手を這わせる。

少し開き気味の脚の間に、後ろから手を入れ、スカートをたくし上げ……

お尻の方から、指を差し入れる。
そして私の秘部を、ストッキング越しにつーっと撫でた。




「うん…湿ってはいるようですが」

「はぁっ…はぁっ……！」

「……ちょっと邪魔だな、これ」

「え……？」




先輩の淡々とした声が、耳を掠めた。
次の瞬間。






────ビリッ！






(────…………っっ！！)


何かが裂けた音がして、指がストッキングの中に侵入してくる。

ストッキングを破かれたんだ。
そう頭で理解して間もなく、入ってきた指が、今度は下着越しに女の部分を撫でて。

すると、先輩は耳元でくすりと笑い…
色っぽく艶めいた声色で言った。






「ぬるぬる、ですね。いやらしいな」






その言葉に、顔がカッと熱くなる。
それが意味する事、それはつまり…

目隠しされて攻められ、感じてしまっているのだと。

こんな会社と言う場所で。
半ば強引に襲われているのに…
そんないやらしい自分が恥ずかしくて、私は思わず俯いた。




「恥ずかしがることはありません。素直な証拠です」

「……っ」

「素直なら…もっと曝け出せますよね？」

「……っあ！」




くちゅっくちゅっくちゅっ……


すると、先輩の長い指が、下着の上から割れ目に沿って前後し始めた。
同時に、また胸への愛撫が再開される。

指は女の性感帯である蕾を掠めるように、素早く何度も何度も擦ってきて。

すでに膨れてしまっている蕾を刺激されては、もう訳が解らないくらいに快感で…

私はさっきより甲高く喘ぎながら、びくっびくっと腰を反らせた。




「ぁっあっぁっ…！やぁっんっ！」

「腰、揺れてますよ？可愛らしいなぁ」

「だめぇっ、んぁっ…ぁあっん！」

「声も響いちゃってますよ？ここ、会社なのに…恥ずかしいですね」




先輩の言葉は、私の羞恥を煽る。
恥ずかしいのに、感じてる自分。
胸と秘部を愛撫され、先輩の手で啼かされている今。

これは夢じゃないかと思いながらも──……
あまりに甘美すぎる刺激に、今は現実なんだと嫌でも思い知らされた。