第58章 奇行種の魅力
「ハッ…ハッ……はあ……」
リヴァイの両肩を掴んだままクレアはあてもなく天井を見つめていた。
とにかく今は上がってしまった呼吸を整えるために酸素が欲しい。
クレアは必死に深呼吸を繰り返した。
「…満足したか?」
息を上げているクレアはクタリと脱力し、時折小さく下半身が痙攣している。
そして両脚はだらしなく開き、はだけている胸元は薄っすらと赤くなり大きく上下に動いている。
どこか焦点の合わない目は、今にも蕩けてしまいそうで完全に隙だらけだ。
「…へい…ちょう……?」
リヴァイの声に少し我に返ると、クレアは息を上げながらその声の主を見上げるが、目に飛び込んできたのは片手で器用に自身のベルトを外しているリヴァイの姿だった。
「あ…あの……」
カチャカチャとベルトを外すと、目の前に現れたのは天井に向かって猛々しく隆起しているリヴァイの陰茎だ。
赤黒い熱を滾らせながら早く暴れまわりたいと、太い血管を浮き上がらせて雄々しく反り勃っている。
そんなリヴァイの男の部分を見たクレアは達したばかりだというのに、キュンと子宮の奥が疼くとまたトロリと甘い蜜が溢れ出てきてしまった。
こんな状態を見られたらマズイと条件反射でクレアはだらしなく開いてしまったいた脚をすっと閉じたのだが、それをリヴァイが見逃すはずがない。
「急にどうしたんだよ…お前だって、まだ終わりにはしたくないだろ?」
すると、リヴァイは閉じてしまった脚をこじ開ける様に大きく開かせると、その中心部をマジマジと見つめた。
「だ、だめです…へいちょう…見ないで下さい…」
「…………」
股の間を黙って見つめられるなんて拷問の様に恥ずかしい。
しかもソコは先程の絶頂の余韻でまだかすかに震えが残っている。
そんな状態なのに、リヴァイの漲る熱源を見た自分は、はしたなくも再び疼きだしてしまい身体の奥からはその肉棒が欲しいと涎を垂らすように愛液が溢れ出てきてしまっている。
クレアは恥ずかしさのあまりギュッと目を瞑ってしまった。