第3章 瞳子監督からの推薦
私はすぐに家に帰り、旅の準備をした。必要なものを全て入れ、確認してから最後にある場所へ行った。両親の仏壇の前だ。
雪「お父さん、お母さん、私、行ってくるね、サッカーは最近やってなかったからみんなの足を引っ張るかもしれない、でも見守っていてね」
そう言って私は家を出た。朝と同じ様に全力疾走で学校へ向かった。まだ止まっている車の窓を叩き、寝ていた運転手を起こした。
運「行く覚悟は出来たかい?」
雪「はい!よろしくお願いします!」
私は後部座席へ乗り、シートベルトを締めた。すると運転手が、
運「おいおい、俺の運転に対する嫌味かい?」
と言われたが運転手が笑って言っていたので私は
雪「違いますよ」
と笑って返した。
運「まあ、言われなくても安全運転で行くさ、でも早く着きたいだろ、そこのところは任せてくれよ」
そう言った時、エンジンがかかり、車が動き出した。車に揺られて私は士郎のことをずっと考えていた。
士郎・・・また会えるね!そうして私は奈良へ向かった。