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[黒子のバスケ] ロックオン

第8章 ナッシュの真意


体育館に響く赤司の静止する声に、ナッシュは彼を睨み付けたが赤司は静かに彼を見つめる、ナッシュは黄瀬から手を離し笑みを浮かべつつ赤司と向き合った



「中々面白い力を持っているようだな、餓鬼」

「待っているようにと話したつもりだが何故ここいる?」

「テメェの指図を受ける気はない、俺はコイツにしか今興味はねーんだ、黙っていろよ」

「さんは今療養中だ、近づかないでくれ。それと、貴方の事について話しを聞きたい壇上迄来てくれ」

「…まぁ良いだろ」

「赤司君」

「何か?」

「私も一緒に行かせて下さい」

「しかし、まだ体が…」

「大丈夫です、無理はしません」




赤司は少し悩みつつも承諾してくれた。
三人揃い壇上へ上がると既に各高の主将と、探索へ出かけた一部のメンバーが輪になり座っていて、その中にいた氷室はが来た事に驚きながらも分かっていたのか、少し悲しげな笑みを浮かべながらも体を支えてくれて、は氷室と火神の間に腰を下ろした




「まず、今迄の探査での収穫を改めて確認する、まずここは小学校で3階建の木造建築、中庭を中心とした新館旧館と分かれている。学年別に各2クラスのようだが1階にはゾンビが多数、2階より上の探索はまだしていない、今のところ体育館はゾンビが入れないようだが他にも安全とされる教室があるのかも不明、既に探索を始めてまる一日以上経過しているが、空腹などの感覚にもならないところから見て、食料の心配はいらないだろうが状況は極めて深刻だと言える。」

「まる一日以上いて、その程度の収穫とはなぁ、お前ら無能すぎだろ」

「何だとテメェ!」

「寄せタイガ、安い挑発にのるな」

「フッ、言ってくれるな氷室、つーかお前…まだバスケしてんの?俺様にあれだけ無沙汰に負かされて女一人あっさり奪われておいて、情けねえヤローだな」

「おい、いい加減にしとけよあんた、氷室と昔何があったとか今関係ないだろ!」




海常の部長笠松がナッシュを止めに入ると、ナッシュは馬鹿にしたように鼻で笑いに視線を向けた
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