第2章 按排【現】
そう、先程から御狐様は...初-私の巫女としての名-を口にされているのだ。
昔、「神様に御使いする時は本当の名前を言ってはいけないよ?本当の名前を知ったら神様はお前と遊びたくてどこかに隠してしまうからね?」
と祖母に教えられ、その後授かった名が、この“初”である。
だかしかし何故この名を御狐様がご存知なのだろうか...?
次から次へと浮かんでくる疑問で頭が破裂しそうだ。
?「あぁっ!!これは大変失礼致しました!!
コホン...先ずはこちらから名乗るのが礼儀というものですよね、だと言うのに貴女様のお名前はこちらはしっているなんて!
私は こんのすけ と申します、政府で働き各本丸、審神者様方のサポートをする管狐でございます
以後、お見知りおきを!」
スっと握手を求められ思わず手を取ってしまった。
『なる...ほど...よろしくお願い致します、改めてこんのすけ様、私を助けて下さり有難うございました。』
私との握手を満足そうに終え、再びこんのすけ様は口を開いた
こ「はい、よろしくお願いします!あ、そうそう、お名前の話でしたね!!
話せば少し長くなるので少々割愛させて頂きますが」
と前置きをしてこんのすけ様は話し始めた