第5章 路地裏アンアンin徳川家康
あの時は知らなかったその秘境は、
家康を歓迎するかのように、
蜜をしたたらせている。
家康「濡れすぎ。俺の咥えてこんなに濡れたの?」
忍「俺もご無沙汰だったからね・・・
女の身体というのは不便でしかたないと、
この時ばかりは思うよ」
家康「・・・月の障りの時ぐらいおとなしくしてなよ。
血でてんのに、俺の咥えようとするとか、
馬鹿なの?」
ご無沙汰の理由、それは忍に月の障り、
五百年後の言葉でいうなら生理がきていたためだった。
男のふりをしていようと、
身体は女のモノでしかない忍には、
月一でくるそれは自分を女だと、
自覚させるある意味嫌なモノであった。
それでも家康と身体をつなげるときには、
その女の身体を楽しんでいるのだから、
家康には理解がしがたかった。
家康も男だからその手の欲を嫌だとは言わないが、
さすがに月の障りの途中で忍がその気になって、
自分のモノを咥えようとしたときは全力で止めた。
(ちなみに止められた本人は、
このことに対し、家康のモノで血掻き出されたら、
月の障り早く終わるかと思っただの、
いつもと違った快感を得られるかと思ったと述べている)