• テキストサイズ

大空と大海の錬金術師

第3章 プロローグ


「兄さん!!ねえ、兄さん!!起きて…しっかりして!!私を置いていかないで…。ねえ、もう一度聞かせてよ…兄さんの…兄さんの声を…歌を…」



「兄さんを失うくらいなら…禁忌を侵した方がマシだ…!!」



「な、なに…これ…手?い、イヤ…きゃあああああ!!」


「う、うぁ…頭に…頭になにか入ってくる…。真理…?」



「み、耳が…聞こえない…。兄さん…ひっ!!に、兄さん…。いやぁぁぁぁ!!」



あの日…私は禁忌を侵した。

兄さんの声が聞きたい。

ただそれだけだった。

その結果…私は聴力を失い、変わりに真理を知った。

そして…国家錬金術師の資格を取った。

『大空と大海の錬金術師』

それが私。

そして…

『史上最年少の国家錬金術師2人目』

出来ることなら…会ってみたい。
史上最年少の国家錬金術師の1人目…。

『鋼の錬金術師』

エドワード・エルリックに…。
/ 51ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp