【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第4章 ハロウィン当日~乱世へ
それぞれが自分達の乗ってきた馬に近付き、ひらりと馬の背に跨がる。
謙信「俺は早く酒を飲みたいから先に行く。お前達も早く来い」
謙信はそう言うと、馬の腹を蹴り手綱を操り一足先にその場を離れる。
信玄「やれやれ、仕方のない奴だな。馬達には無理させたくないんだが…。姫、ありがとう、とても楽しかったよ。また会おう」
「はい、必ずまた」
佐助「さん、また顔を見に行く」
「うん、ありがとう。…楽しかったね、佐助くん」
佐助「ああ、すごく楽しい時間だった。警官に銃を向けられる体験なんてそうそう出来る体験じゃない。こっちこそありがとう、さん」
幸村「じゃ、またな」
「うん!」
謙信に続き、信玄、幸村、佐助の三人も謙信の後を追って馬を走らせる。
信長「行くぞ」
「はい」
ゆっくりと差し伸べられた手を掴み、信長の乗る馬の背へと上がる。
政宗「今日は信長様の馬の上で寝るなよ?」
「さっき起きたばかりなんだし大丈夫だよ」
家康「どうだか。あんたみたいな能天気な女なら、また寝ちゃうんじゃない?」
「もー、大丈夫だって!」
信長を先頭に、安土城へと帰っていく。
「すごく楽しかったですね、信長様」
信長「ふっ…そうだな。なかなか有意義な時間だった」
「楽しかったね!みんな!」
満面の笑みで後ろを振り返り、後ろを着いてきていた武将たちに声をかける。
三成「ええ、とても」
秀吉「ああ」
家康「……まぁ、それなりに」
政宗「素直になれ、家康!すげえ楽しかったって!」
光秀「お前の空から落ちる姿もなかなか面白かったぞ?」
こうして他愛のない会話をしながら乱世の風を全身に受け、城へと戻っていく。