【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第1章 ~乱世から現代へ~
秋の山々が色付くある日ーーー
安土のとある開けた野原に安土の武将と春日山城の武将が続々と集まっている場所は 以前、光秀と三成が見つけピクニックを催した場所だった。
政宗「相変わらずいい顔で食べるな、は」
「政宗のご飯って本当に美味しいもん!」
政宗は自分の作った弁当を美味しそうに食べ進めるに満足そうな顔で声をかけ頭をポンと撫でると、は嬉しそうな笑顔で答える。
「それに、またこうして皆さんと集まって宴が出来るなんて夢みたいです」
嬉しそうな笑顔のまま、回りを見渡すと、そこには信長達だけでなく、謙信達も来て、宴に参加していたのだった。
信玄「そうだなー。この場所で宴を開くのも、姫から誘われた『ぴくにっく』以来だな」
謙信「佐助からの案内状には気落ちしたが、お前の誘いなら喜んで受けてやる」
甘味を頬張る信玄と、水のように酒を煽る謙信も満足そうな顔でに返事をする。
佐助「何か、俺への仕打ち、ひどくないですか?謙信様」
幸村「ったく…たまには信長達を越後に呼べよな、佐助」
秀吉「おい、。あまり飲みすぎるなよ?また帰りに馬の上で寝て夜更かしする羽目になるだろ」
「ふふふ、はーい」
幸村「は?お前、馬の上で寝たのか?」
信玄「へー、よく落ちなかったもんだな」
驚いた顔と感心したような顔で幸村と信玄がを見据えると、
謙信「お前は馬には乗れなかっただろう?誰の馬の上で寝たのだ?」
「…信長様の馬です。寝ないように頑張っていたんですが」
信長「この俺の馬に乗っておいて落馬するなど有り得ん」
佐助「すごいな、さん。信長様の馬の上で寝るなんて、貴重な体験をしたんだな」
「うーん、確かにそうかも」
光秀「お前ほどの図太いのはなかなか居ないだろうな」
「光秀さん、私は図太くありませんよ!」
光秀「くくくっ…そうか、小娘だったな」
信玄「小娘じゃなくて、天女の間違いだろう」
幸村「いや、イノシシだろ」
秀吉「いーや、どれも違う。は俺の可愛い妹だ」
家康「それも違うでしょ、秀吉さん」
好き放題言われ、は反論する気持ちも失せ肩を落とす。