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シュガーポット、時々レモン
第11章 パロッティ路地裏イチャイチャ in 信玄
人目を忍んで顕如と会うために、薄暗い路地裏を茶屋へ向かっていた。
(この交渉が決裂したら、顕如とも戦う羽目になる。それは出来るだけ避けたいんだが....)
ジワジワとささくれ立つ心。
最悪のシナリオを避けるための策を頭の中で巡らせる。
――――――………………
「......!」
茶屋の裏口まであと数メートルと言うところで信玄が足を止める。物陰から何かの気配がして目を凝らすと、わずかに声がした。
「......こんばんは。何をしてるのかな?」
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