• テキストサイズ

シュガーポット、時々レモン

第9章 パロッティ路地裏イチャイチャ in 家康



晴美に背を向けてしゃがみ直すと、動く気配と共に背中へ重さが掛かる。

完全に乗ったのを確認してから後ろへ手を回して立ち上がった。


「変なとこ触らないでね?」

「嫌なら降りて」


変な所って尻辺りを指してるんだろうけど、支えがなきゃ落ちるから、仕方なく触れるだけだ。

晴美がモゾモゾとしがみつく。
背中から降りる意思がないと判断して、路地裏を歩き出した。


「.....ありがと....家康...」

「え?」

「...Zzz...Zzz.....」

「ねごと.....?」


ムニャムニャわざとらしい音を立てながら、晴美が肩に頬擦りしてくる。

やれやれ。
内心ではそう思いながら、そっと晴美を背負い直して、安眠を邪魔する。


(ありがと、か...)


たまには、こんなのもいいかも。



たまに、だけど。






*家康ルート 完*
/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp