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【NARUTO】他。短編集

第17章 第13章の続き サソリさん









「サソリさん……
ま、待って、休憩……」

何回目? わからないぐらいイった後、
言葉を発した。ぜぇぜぇ息が上がる。


「あ? へばるの早くねえか?」

「む、無理です……つ、つぎ、の機会で、お願いします」


私は快楽に溺れ過ぎて、身体が動かない。ぐったり汗びっしょりだ。自分の体液だって分かってるけど、溢れてシーツが濡れている。


サソリさんは優しく抱いてくれた。
終わりがこない。


いくらでも
抱かれてしまう。


だってサソリさん、
傀儡だから全然疲れない。
なんてズルイ身体なの。


疲労困憊で横たわる私を、サソリさんは腕まくらして、反対側の手で優しく髪に触れる。

「花奏、これからは
恋人のようにオレのそばにいてくれ」


サソリさん声は優しかった。
壊れ物を触るように撫でている。


「サソリさん…………ほんとう?」

また目が潤んでしまう。

「なんで嘘をつく必要がある。 オレは傀儡だが、心は人間だ」


嬉しくても私は泣くらしい。
ああ、もう情けない。

枕に落ちる涙をサソリさんは、
そっとぬぐってくれる。

「泣いたら可愛い顔が台無しになる。 さっさと泣きやめ」

髪を愛しそうに触れる手。私はその手をぎゅっと握った。


「サソリさん、ずっとおそばにいます。おバアちゃんになっても」

永遠の愛を誓うように伝えた。

「ババアなったら傀儡にしてオレのコレクションにしてやる」

目を細めるサソリさん。

「え⁈ いやいや、おばあちゃんなんか、戦闘に役立たないですよ」


足とか手が
プルプルしてそうだ。
入れ歯が入った傀儡。ちょっと面白い。




「誰が戦闘に出すかよ。オレの愛玩用だ」


え? 愛玩用?



「シワクチャのおばあちゃんですよ? サソリさん、良いんですか?」



「味があって良い。 これも芸術だろ」



そう言ってサソリさんは、私の身体をぎゅうっと引き寄せて抱きしめ、甘いキスをいっぱいしてくれた。






fin


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