第8章 仲直り
「いい眺め…」
「そ、そういう感想はいらないから、早くして。」
「足開いてくれないと触れないよ?」
意地悪に笑う彼に憤りを覚えつつも、私は少し足を開いた。
「もっと。」
「これで十分でしょ!?」
「だめ。もっと。」
私は自分の足を見ないように顔を背け、固く目を閉じる。そしてゆっくりと足を開いていき、ほぼM字開脚状態になった。
ひんやりとした空気が秘部に触れ、切ない感覚が強くなる。
「うん。いいね。」
いいねじゃない!と思いつつも、私は無言のまま目を閉じている。しかし、いつまで経っても触ってくる気配がない。
「…?」
私は疑問に思い、目を開ける。
すると彼は私の股を見つめる状態で止まっていた。
私は一瞬だけその様子を確認して、すぐに目をそらす。じゃないと自分で彼に股を見せつけているような気分になって恥ずかしくなる。
「あの…恥ずかしいんだから、はやくしてよ…。」
「あっごめんごめん。じゃぁ触るね。」
彼はそう言って太ももを触り始めた。
「ひゃっ!そこは触らなくていいっ。濡れてるのかだけ確かめて!」
思いもよらぬ行動に変な声が出た。
彼はまた不満そうな声をあげながら、しぶしぶ自分の指を舐めてから、中心を触りに来る。
そしてついに、チュクッという音を立てて、私のそこは簡単に彼の指を飲み込んだ。
「お、奥までっ濡れてるか確かめたらっ…すぐに抜いてねっ…」
「うん。」
私は彼の指がどんどん入ってくる快感に耐えながら命令した。
片方の手は自分のワイシャツをギュゥッと掴み、もう片方の手は唇に置く。できるだけ声は出したくなかった。
彼の手は私の中を蠢いていたかと思いきや、私の弱い部分をさすり始める。
「んんっ…!」
そんなところをさする必要は無いと思ったが、そんな反論をする間もなく、私は耐え難い快感に襲われる。
「ふぅっ…んん……」
足に力が入り、背中をぞくぞくが一気に走っていく。
抵抗しなきゃと思うのに、もうイきそうな感覚を逃したくなくて、足を閉じることができない。
そうこうしてるうちに私はイってしまった。