• テキストサイズ

魔界の夜

第6章 約束


私はムスッとした顔になり、彼に背を向ける。

「前の、図書室でのこと謝りたい。」

背後から聞こえてきた声は、とても柔らかく、静かだった。

「絶対何にもしないから、俺の部屋に来てくれないかな?話がしたい。」

私は少し考えた。彼のことなんて信用できる訳ではない。でも話をしたいと真面目な顔で懇願されて、無下にするのは気が引けた。

「わかった。」

彼の部屋へとついていった。
明日にはどうせいなくなっているんだ。もし約束を破られたって、それが最後だ。そう思った。
/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp