第7章 緋色の帰還
期待通りの返答に、思わずニヤついてしまう。
「本当にお前は・・・」
前触れもなく、柔らかい壁に締め付けられた。本当に、なんなんだコイツは・・・
「かおり・・・ワザとやってるのか」
「だって・・・」
再度、かおりの奥目掛けて腰を打ち付けた。
もう、止まらない。
「あっあっ!きゅう、にっ・・・」
「早く、して欲しかったんだろ?」
「そう、でもっ!はげし、いっあぁっあっ!」
「そうさせてるのは、お前だ・・・っ」
「やっあぁっ!あ、かいさ・・・んっあぁっ!」
耳を甘く噛んでやると、カラダを捩らせて喘ぐ・・・
突く度に、繋がった所からグチュグチュと響く音は更に大きくなる。
「聞こえるか?お前のやらしい音・・・」
「やだっあぁ・・・はずか、しい・・・あぁっ!」
こんなに乱れて、何を恥ずかしがるのか。
抽挿を繰り返していると、次第に動きに慣れてきたのか。かおりの腰がまた、俺を誘いに動き出した。
コイツの一番好きな所を突けば、俺だって長くはもたない。もう少し、じっくり、楽しみたいが。
「あっあぁっ・・・赤井さん・・・」
開きっぱなしの唇に口付けて、舌を絡め取る。
「んー!っん・・・あぁっ・・・ん・・・」
唇を離せば、どちらのとも分からない唾液が端から溢れる。
もう普段の可愛いらしい彼女はここにはいない。
今のかおりは、欲のままに俺を欲しがる、やらしい雌の顔をした別人のようで・・・だが欲に溺れた彼女も最高に好きだ。
上体を起こして、より深い所まで自身を差し込むと、身体を反らし顎を上げて、ソレを悦んで受け入れるかおり。
「あぁ・・・っきもちいい・・・あっ・・・」
奥を抉るようにねじ込むと、俺をギュウギュウ締めてくる。
「あっ・・・おく、すごい、の・・・っあぁ・・・あかいさ、ん・・・もっと、もっとして・・・ぇ」
「コレがいいのか?」
最奥をグリグリと抉り、答えの分かりきっている事を問う。
「あぁっ!そ、れ・・・きもちいい・・・ん・・・あっ」
閉じられたかおりの目から涙がこぼれ落ちる。
俺もそろそろ・・・
一気に入口付近まで引き抜き、また再奥へと腰を打ち付け、抽挿を繰り返す。
「あっあぁ!あぁっ!だめっ・・・あっ!あぁ」