第25章 異次元の狙撃手、その裏側。
ビックリしたのと恥ずかしいのとで顔に熱が集まり・・・咄嗟に零の肩の辺りに顔を隠すように埋める。
「どうしたんだ・・・」
「だって・・・」
「だって?」
「はずかし・・・の」
「こっちは、その恥ずかしがるかおりさんが見たいんだって・・・」
「ぅ・・・」
顔を離すと零は優しくも妖しくも見える顔付きでジッとこちらを見ていて。彼の瞼が伏せられた次の瞬間、額にキスされて。
再びふっと力の抜けた身体を抱き起こされて、鏡の方を向いて座らされる。後ろから零に抱えられた自分の姿は・・・なんだか自分じゃないみたいだ。
鏡越しに、零と目が合う。ニヤリと笑んだ口元が、わたしの顔の真横に近付く。
「ほんとに・・・可愛い・・・ここも、ここも・・・熱いな」
頬と、耳の端に唇を付けられ、耳の裏から首筋へと舌が下りていく。鎖骨へ、肩へと口付けながら舌が這わされる。
いつの間にか、零の唇が肌の上を滑っていく様から目が離せなくなっていて。
どうしようもなく身体の中心が疼いてきている。
零は、うなじも、肩甲骨の所も、腰に近い背骨の所にもゆっくりと口付けていって・・・
その度に吐息のような変な声が無意識に吐き出され、背中が反っていく。
正座から脚を崩したような今のわたしの状態。閉じたままの腿を少し動かすと、秘部がもう濡れていることに気付いた。
チュッと音を立てて零の口が離れ、また後ろから抱き締められるような格好になり。
両脇から乳房に手が伸びてくる。柔らかく揉まれてソコは手の中で形をふにふにと変える。でも零は中心には触れてこず、もどかしくて・・・
零が後ろから腰を押し付けてきた。明らかに大きくなってると分かるソコを押し当てられて、背中がピクりと反応してしまう。
指先が乳首の周りをそろりと撫で始めて、思わず正面を向く。
既にぷっくりと立ち上がっている先端は赤く色付いていて、息をする度に震えているようにも見える。
触れそうで触れないギリギリの距離を保ったまま、零の指はソコの周りをくるくると動く。
「んっ、零・・・はぁ・・・」
「触ってもないのにこんなにして・・・」
「も、や・・・だ」
「もう我慢できない?」
「ん・・・っ」
鏡の中の零を涙目で睨む。