第24章 交わらない男達の二日間

「いくら睡眠状態とはいえ、大声を出されたら目を覚ましかねませんから･･･」


先程彼が脱ぎ捨てたシャツを目の前に差し出され、口に咥えるよう言われて。ぱくりとそれを唇で挟む。
こんな状況なのにシャツを汚してしまうことが少し気にかかったりもするのだ。

でも「それでは全く意味がない」と昴さんに更に奥へ布を押し込まれ、少し苦しくて咳き込みそうになり。
自分で具合のいい所を見つけて、なんとか落ち着いた。


おでこと、鼻先にキスを落とされ、昴さんの手は頬から首すじ、脇腹へ、身体の線を撫でて内腿へとゆっくり滑っていく。

脚を左右に大きく開かれ、その間に顔を埋められ、彼の吐息が秘部にかかるのを感じて、ゾクゾクと身体が小さく震え出す。


「こんな状況でも･･･いや、そのせいですか？酷く濡れて･･･」

「っん」

「もうここも･･･こんなに膨れて、こっちも･･･」


昴さんの指の腹が秘芽を一瞬掠めて、溝を撫でるように往復する。指が動く度に溢れた蜜が絡んでいき、クチュクチュと音が立ち。恥ずかしくて耳を塞ぎたくなってくる。

指が入口の周りをなぞり、ゆっくりと入ってくる。
お腹側の壁を擦りながら深くまで入ってきて、指先が壁を押しあげてくる。


「っぅ･･･ん、ん」

「嬉しそうに飲み込んで･･･」

「んっ･･･っ」


もう一本、指が増える。ナカは悦んでそれを締め付けて、ぴたりと吸い付くように纒わり付く･･･

昴さんの指にじわじわとナカを刺激されながら、手のひらで秘芽の辺りも圧されて、背中が反って自然と腰が揺れてくる。

じわりじわり、少しずつ高められていき。

口からは思うように息が吸えず、かなり息苦しくなって。

小さな呻き声を上げて達する。


「イきましたか･･･ああ、僕の手までベッタリです」


ソコから指を抜かれ、自分の蜜で濡れた彼の手のひらを見せられて、カッと頬が熱くなる。


いつの間に彼は下着を脱いでいたのか。昴さんはその濡れた手で勃ち上がっている自身を掴むと、数回緩く上下に扱く。
濡れて光って見える、張り出した先端に･･･思わず手が伸びて。たっぷり濡れているソコの括れに指先を滑らせる。甘い吐息が上から降ってくるのが堪らない。

先端を柔らかく握ってゆるゆると刺激を与えると、跳ね返すようにソレが応えてくれるのが嬉しくて、手が止まらなくなる。