第2章 立待月
脚をめいいっぱい開かれて、奥を突かれ続ける・・・
気持ちいい・・・たぶん。
突かれる度に勝手に声は出て、でも身体に力は入らないし、もう何も考えられない。
また、奥に飛沫が放たれたのを感じて。
わたしはまたそのまま寝てしまったんだと思う。
まだ外が真っ暗な内に目が覚めた。
どうやら隣で眠る沖矢さんに腕を回されている。
彼を起こさないようにそっとベッドから抜け出して、一歩踏み出したその瞬間、局部からドロっとした液体が流れ落ちる。
・・・沖矢さんのか。
カラッカラの喉を水で潤して、窓から空を眺める。
そこには小さな星たちがキラキラと輝いているだけで。
もう月は見えない所にいってしまったようだ。
またそーっとベッドに潜り込んで、改めて彼を見てみる。
寝顔は、結構、可愛いかも。
それにしても、沖矢さんとは、本当に身体の相性がいいみたいだ。しかも、とんでもないレベルで。
普通、触れ合った瞬間にあんなに欲情するものなのか。
たしかに昨日初めてしたときも、すごくよかった。でもそれは、ただ彼が素敵で格好いいからとか、上手だからとか、アレが大きいから・・・だとか思ってた。(それも間違いではないだろうけど)
それだけじゃない何かがあるんだろう。