第20章 恋は盲目
前髪やこめかみに軽くキスをされて、耳の端を甘く噛まれた。
ゾロりと舌を這わされて、身体中がゾクゾクと震え出す。
「・・・ぁっ・・・は、ぁ・・・」
「かおりは、これが・・・好きだな」
「・・・っぁ・・・すき、ぁ・・・」
本当にそうだ。
音を立てながら耳元で喋られると、みるみる力が抜けていく。
耳の後ろから首すじにもたっぷり口付けられて、すっかりカラダの芯までふにゃふにゃになり、秀一さんにもたれ掛かる。
身体を倒されて横になり、秀一さんが覆いかぶさってくる。
ぼんやり彼の顔を見上げていると、唇が重なり、舌が入ってきて。口内を動き回るソレを追いかけて、絡めとられ、優しく吸われる。
頬と耳を指でくすぐられながら、何度も唇を合わせる。
そんなに広くないソファの上で、無理矢理二人が横になっているのだ、カラダとカラダがいつも以上に密着する。
腿の辺りに秀一さんの・・・硬くなっているソレも押し付けられるようにあたっていて・・・
下着越しとは言え、その感触に無性にドキドキしてしまう。
キスの間に漏れる息も荒くなってきた。
ゆっくりと離れた唇は、首すじや胸元にいくつかキスを落としながら下へ向かっていき。
赤い舌が胸の先端を弾くと、カラダが震える。
両方の乳房を中央に寄せられて、舌と指先で弄られる。
「あ・・・っあぁ・・・」
「お前は、こうされるのも・・・好きだよな」
「あぁっ・・・あ、あぁ・・・秀一、さん・・・」
そっと歯をあてられて、反対もキュッと摘まれて、甘い痺れが全身に広がっていく。
カラダを捩ろうにもそんなに自由に動けるスペースもなくて。
秀一さんの下でもどかしくカラダを捻る。
そうして少し動く度に・・・もうかなり大きくなってるっぽい、彼のモノを感じてウズウズしてくる・・・
「っん、あぁ・・・秀一さん・・・ねえ、」
「ん?・・・物欲しそうな顔だな」
「・・・も、う・・・っ」
「こっちも・・・して欲しい、か?」
秀一さんの腕に触れて、頷く。
彼の手が秘部へと伸びて、下着の上からソコを押さえてくる。
薄いレースに覆われているだけのソコは、ちゃんと秀一さん指の感触も分かるしそれに・・・自分が濡れてるのも分かる。
「・・・こんなにして・・・お前は・・・」
「あ・・・秀一さん・・・早く、ぅ・・・」