第10章 彼らの秘密
止まらない突き上げにもう、耐えられない。
「すばる、さん・・・あぁっ、いきそ・・・あっあぁ!」
「いいですよ、思いっきり、イッて・・・ください」
「あぁっあぁ・・・いっちゃ・・・ぅっ!すばるさ・・・んっ」
瞼をキツく閉じて、めいいっぱい身体を反らして・・・達すると同時に秘部から液体が噴き出す。
昴さんの欲も奥に放たれて・・・
「あぁ・・・ぁ」
「本当に、やらしい身体ですね・・・大好きですけど」
覆い被さってきた昴さんにキスをされ、そのまま抱きしめ合う。
熱い肌と、ドクドクと脈打つ鼓動を感じて。
いつまでもこのままでいたいと思う。
・・・けど、濡らしてしまった寝具がだんだんと冷たくなってくる。
「シーツ・・・替えないといけませんね」
「すみません・・・」
「謝ることじゃありませんよ。僕はむしろ嬉しかったですが」
「ああもう恥ずかしい・・・です」
「・・・起きれますか?」
「なん、とか」
フラフラと起き上がり、たっぷりと水を飲み。
「かおりさんは座っててください」
「ありがと・・・ございます・・・」
昴さんにブランケットを肩からかけてもらい。
彼がシーツを替えてくれて。
わたしと昴さんとの間にはかなりの体力差があるんだろう。
やっぱり鍛えてるだけあるよね・・・正体はFBIだもんなぁ。
その晩は昴さんのままでヘトヘトになるまで何度も抱かれて。
最初の言葉通り、しばらく忘れられない夜となる。